松山 道後温泉のおすすめ旅館・ホテル&観光スポットとグルメ情報やお土産も

道後温泉

愛媛県松山市にある道後温泉。日本最古の湯にも数えられ、古くから温泉街として発展してきました。比較的温暖な気候で、瀬戸内海にも近く、山の幸や海の幸も豊富。そのため、地元の食材を活かしたグルメもたくさんあります。

ここでは、道後温泉に来たら一度は行ってみたい旅館や観光名所をご紹介。道後温泉ならではのグルメや、お土産も紹介します。

目次

道後温泉の歴史

愛媛県の温泉と言えば、「道後温泉」。日本書紀や、源氏物語にも名前が登場しており、古い歴史があります。聖徳太子や正岡子規など、著名な人物も多く入浴している温泉です。

道後温泉には、2つの伝説があります。

1つは、足をケガしたシラサギが、道後温泉に足をつけて傷を癒やしたという「シラサギ伝説」。

もう1つは「玉の石の伝説」というものです。昔、大国主命が病に苦しむ少彦名命を温泉で暖めたところ、たちまち少彦名命は元気を取り戻したそう。少彦名命は大変喜び、傍の石の上で舞い踊りました。

その石は、現在も道後温泉の北側に祀られています。玉の石にお湯をかけると願い事が叶うと言われ、密かなパワースポットになっています。

道後温泉の泉質と適応症(効果・効能)について

道後温泉の泉質は、アルカリ性の単純温泉。肌なじみが良く、刺激が少ないのが特徴です。肌にやさしい、なめらかなお湯で、「美肌の湯」としてもよく知られています。「シラサギ伝説」や「玉の石の伝説」からも、湯治や美容に適していることがうかがえます。

道後温泉の泉質・単純温泉って?

道後温泉の名物グルメ3選

ここでは、道後温泉に行ったら食べておきたい、名物グルメを3つ紹介します。

1.愛媛の特産品!みかん

道後温泉では、みかんを使ったスイーツやドリンクが定番です。

柑橘類の生産が盛んな愛媛県。とくにみかんの生産量は、毎年和歌山県と1位2位を競っています。温泉にゆっくりつかったら、搾りたての「みかんジュース」やソフトクリームを食べるのが、道後温泉での定番。中には、みかん×ビールという、愛媛県ならではのビールも味わえます。

2.おつまみには、じゃこ天

道後温泉では、じゃこ天をおつまみにして、一杯飲むのがオススメ。道後温泉は瀬戸内海に近く、とれたての魚が食べられる地域。中でも、じゃこ天やじゃこカツが有名です。

注文を受けてから、その場で揚げるお店も多く、できたてを食べられるのがポイント。地ビールを片手に、温泉街を食べ歩くのもオススメです。

3.愛媛県を代表するスイーツ、タルト

道後温泉で絶対に食べておきたいスイーツは、タルトです。愛媛県でいうタルトは、カステラの生地にあんこを巻き込んだ、ロールケーキみたいなお菓子のこと。

意外と歴史は古く、江戸時代に松山藩主が長崎で食べたことがきっかけと言われています。タルトを気に入った松山藩主は、作り方を調べて愛媛県に持ち帰ったそう。そのため、愛媛県にはタルトを提供するお店が多くあります。

道後温泉周辺にはこんなグルメスポットもあります

道後温泉の観光スポット3選

ここでは、道後温泉に来たら行っておきたい観光名所を3つ紹介します。

1.振鷺閣と刻太鼓

振鷺閣と刻太鼓は、道後温泉本館の屋上にあります。

振鷺閣とは、鷺が乗った建物のこと。窓には赤い「ぎやまんガラス」をはめており、夜になると赤々と光ります。和風の建物に、ハイカラなデザインが加わったことで、当時の入浴客は憧れの目で見ていたのだとか。完成から100年以上たった今でも、赤いぎやまんの光は道後温泉街を見守ります。

刻太鼓とは、振鷺閣の天井からつるされている太鼓のこと。温泉街に時間を告げる、伝統ある太鼓です。朝6時に6回、正午に12回、夕方6時に6回打ち鳴らされます。

情緒ある刻太鼓の音は、「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。

2.ハイカラ通り

ハイカラ通りとは、道後温泉本館の前から道後温泉駅まである商店街のこと。約60軒以上の飲食店やお土産屋さんが並ぶ、情緒あふれる商店街です。道後の街に貢献した商店街として、「はばたく商店街30選」にも選ばれています。

道後温泉では温泉につかった後に、浴衣でハイカラ通りを散策するのが定番です。

3.道後温泉本館

道後温泉本館は、道後温泉のシンボルとも言える建物。日本の公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定された温泉施設です。3階建ての木造建築で、屋根の上はシロサギを載せています。

和風の建物ながら、西洋の技法も取り入れた壮麗な建物です。道後温泉にきたら、まず写真を撮っておきたいところ。

道後温泉本館の温泉は、18種類の源泉をブレンドした、「源泉かけ流し」。「神の湯」と「玉の湯」の2つの浴室どちらかを選んで入浴します。他にも、日本で唯一の皇室専用の浴室や、夏目漱石も使ったと言われる「坊っちゃんの間」も見学できます。

施設名 道後温泉本館
住所 愛媛県松山市道後湯之町5-6
電話番号 089-921-5141
URL https://dogo.jp/onsen/honkan

道後温泉の観光スポットは?

道後温泉のお土産3選

ここでは、道後温泉のお土産にぴったりのお土産を3つ紹介します。

1.定番!どこか懐かしい3つの色合い「坊っちゃん団子」

坊っちゃん団子は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」にちなんで作られたお団子。丸い形のあんの中に、柔らかいおもちが入っています。抹茶あんと黄身あん、小豆あんの3つを使い、鮮やかながらも、どこか懐かしい色合い。

愛媛県のいくつかのメーカーで製造されており、道後温泉では「一六本舗」や「うつぼ屋」で購入できます。

店舗名 うつぼ屋 本店
住所 愛媛県松山市平田町230
電話番号 089-978-1611
営業時間 8:30~17:00
定休日 火曜日
URL http://www.utuboya.co.jp/

2.柚子風味の餡とやわらかな生地が融合「一六タルト」

一六タルトは、愛媛県を代表するタルト。かすかに柚子が香るあんを、ふわふわのきめ細やかなスポンジで包んでいます。上品でまろやかな甘さで、大人からも子どもからも人気を集める一品。

1切れずつ小分けされているので、大人数へのお土産にピッタリです。生菓子ですが、日持ちするのも人気のポイント。

プレーンの他に、抹茶味やみかん味など、種類も豊富。可愛さの中に上品さがある、スイーツです。

店舗名 一六本舗 道後本館前店
住所 松山市道後湯之町20-17
電話番号 089-921-2116
営業時間 8:30 ~ 22:00
定休日 年中無休
URL http://www.itm-gr.co.jp/ichiroku/shop/shop2.html

3.切ると、インパクト抜群「一福百果 まるごとみかん大福」

「まるごとみかん大福」とは、愛媛県のみかんを使った大福のこと。みかんを1個丸ごと使っていることがポイントです。白あんとお餅でみかんを丸ごと包み、みずみずしさを残しました。

小ぶりながらも、絶妙にマッチした素材の味がぎゅっと凝縮。また、みかんの食感を損なわないように、みかんの筋を一つひとつ手作業で取り除くというこだわりも。みかんの生産者と、職人の思いが詰まったスイーツです。

店舗名 一福百果
住所 愛媛県今治市東村南1丁目5-33
電話番号 0898-48-0426
営業時間 8:30~18:30
定休日 月曜日
URL http://wanbune-leon.shop-pro.jp/

道後温泉では、「愛媛果実倶楽部みかんの木」で購入が可能です。

店舗名 愛媛果実倶楽部みかんの木
住所 愛媛県松山市道後湯之町13-15
電話番号 089-941-6037
営業時間 8:30~22:00
定休日 年中無休
URL http://www.dogo.co.jp/mikan.html

道後温泉のお土産をさらに詳しくご紹介!

道後温泉の温泉旅館3選

ここからは、道後温泉にきたら「一度は泊まってみたい」温泉旅館を3つ紹介します。

1.ふなや

ふなやは、創業390年になる道後の老舗旅館です。自慢は広大な庭園と、上質なお湯。

1500坪もある庭園には、自然の川が流れ、200種類もの植物が生育しています。ふなやでは、緑豊かな庭園を一望できるカフェや、川床で食事することも可能です。

温泉には、道後温泉のやさしくなめらかな肌触りのお湯を使用しています。大浴場は、檜湯と御影湯の2つ。檜湯は、古代ヒノキをぜいたくに使っており、すがすがしい香りに包まれます。もう一つの御影湯は、「石の貴婦人」と呼ばれる大島石をふんだんに使用。美しい浴槽が特徴です。

浴室は、朝と夕方で入れ替え制。宿泊すれば、どちらのお風呂も満喫できます。

施設名 ふなや
住所 愛媛県松山市道後湯之町1-33
電話番号 089-947-0278
URL https://www.dogo-funaya.co.jp/

2.別邸 朧月夜

「別邸 朧月夜」は、賑わう温泉街の中にひっそりと佇む、隠れ宿のような旅館です。

純和風旅館の優雅さと、近代建築の快適性をあわせた施設は、客室が7つしかありません。さらに客室は、全て露天風呂付きのスイートルーム。自分たちだけで、思うままに時間を過ごせます。こぼれるお湯の音を聞きながら、テラスで夜空を眺めるのも素敵ですね。

部屋以外にも、離れに露天風呂があります。上質な絹のように肌なじみの良い、道後温泉の名湯を満喫できます。

食事は、愛媛ならではの風土を活かした山の幸、海の幸を厳選。料理長こだわりのお料理を、最適なタイミングで味わえます。

道後温泉では珍しい、本格的な隠れ宿です。

施設名 別邸 朧月夜
住所 愛媛県松山市道後鷺谷町4-4
電話番号 089-915-2222
URL http://www.oborozukiyo.jp/concept/index.html

3.東道後のそらともり

「東道後のそらともり」は、全ての部屋に半露天風呂がついている温泉旅館です。レギュラールーム、デラックスルーム関係無く、24時間天然温泉を満喫できます。テラスから見えるのは鎮守の森と、大きな空。都会から離れ、静かな非日常の空間を気軽に楽しめます。

温泉だけでなく、岩盤浴やアロマサウナがあるのも自慢。「岩盤浴ができる人気宿ランキング」では2位に輝きました。

独特のぬめりがあるお湯で、肌もつるつるに。東道後の温泉を、さまざまな形で楽しめます。

施設名 東道後のそらともり
住所 愛媛県松山市南久米町3番地1
電話番号 089-970-1026
URL http://www.soratomori.com/facility/spa/

道後温泉の温泉宿情報をもっと知りたい方はこちら!

道後温泉の日帰り温泉3選

道後温泉は、日帰りでも温泉を楽しめます。「さすが、日本を代表する温泉」と思わせる、日帰り温泉を3つ紹介します。

その1.大和屋本店

大和屋本店は、女湯、男湯、足湯それぞれの趣向の違いを徹底的に追求している温泉宿です。女湯(女郎花)は女性にとっての心地よさと癒しにこだわり、男湯(男郎花)は、男性にとっての手軽さと遊び心を追求。足湯は、親近感のあるコミュニティースペースを目指しています。

三面鏡つきの広いパウダールームには、ドライヤーはもちろん、化粧水や乳液も設置。男湯には、ひげそりやシェービングクリームも用意されています。思う存分、スキンケアや化粧直しができます。

手ぶらできても、困らない上に、ぜいたくな温泉が日帰りで楽しめます。

施設名 大和屋本店
住所 愛媛県松山市道後湯之町20-8
電話番号 089-935-8880
URL http://www.yamatoyahonten.com/bath/kodawari.html

その2.椿の湯

「椿の湯」は、道後温泉のシンボル「道後温泉本館」の側にある温泉施設です。どちらかというと本館よりも松山市民に親しまれており、生活には欠かせません。

蔵屋敷風の落ち着いた雰囲気で、どこか懐かしさを感じさせる建物です。

浴室には、道後温泉ならではの湯釜を設置。本館と同様、源泉かけ流しの温泉を堪能できます。

本館が観光客で混雑するのに対し、「椿の湯」では、比較的ゆっくりお湯につかれます。

施設名 椿の湯
住所 愛媛県松山市道後湯之町19-22
電話番号 089-935-6586
URL https://dogo.jp/onsen/tsubaki

その3.奥道後【壱湯の守】

奥道後【壱湯の守】は、西日本最大級の露天風呂がある温泉施設です。お湯は奥道後温泉から引いた、源泉かけ流し。湯量も多く、毎分400リットルもお湯が湧き出ています。

男女各7つの湯船からなる露天風呂。四季折々の多彩な花々を眺めながら、温泉につかれます。

さらに貸切風呂も、日帰りで利用可能です。5つの趣の異なる露天風呂で、景色もお風呂も一人占め。日帰りとはいえ、ゆったりと過ごしたい方にオススメです。

施設名 奥道後【壱湯の守】
住所 愛媛県松山市末町267
電話番号 089-977-1111
URL http://www.okudogo.co.jp/dayplan/index.html

道後温泉の日帰り入浴施設はまだまだあります!

道後温泉までの所有時間や価格は?車・電車・バス・飛行機で比較

道後温泉は、交通の便が良い土地です。車やバス、電車はもちろん、飛行機やフェリーでも行くことができます。

飛行機なら松山空港、新幹線とJRを利用する場合は、JR松山駅が道路温泉の玄関口です。JR松山駅からは、路面電車に乗って道後温泉へ向かいます。また、大阪や神戸、広島や山口からフェリーに乗って松山に向かうことも可能。

明石海峡大橋や、瀬戸大橋、しまなみ海道を通って、瀬戸内海の景色を楽しみながら松山を目指すのがオススメです。

道後温泉まで車でアクセスする方法

関東から道後温泉まで、車でアクセスするには、まず東名高速に乗りましょう。松山ICまでは9時間30分ほど。松山ICから降りたら、一般道で道後温泉へ向かいます。

関西から道後温泉へ向かうには、まず岡山を目指しましょう。岡山から山陽道を進み、倉敷JCT、早島ICを通って坂出ICを目指します。坂出ICから高松道へ乗り換えましょう。坂出JCTを通り、川之江へ向かいます。川之江から松山道へ乗り換え、松山を目指します。松山についたら、高速道路を降り、一般道で道後温泉へ向かいます。所要時間はおよそ4時間、料金は9,000円ほどです。

道後温泉まで電車でアクセスする方法

関東から道後温泉に向かうには、東海道新幹線を利用します。新幹線で岡山駅へ向かいましょう。

関西から道後温泉へ向かうには、新大阪から出発しましょう。新大阪駅から新幹線「のぞみ」に乗り、岡山駅に向かいます。所要時間は、およそ50分。

岡山駅についたら「特急しおかぜ」に乗り換えて、松山駅に向かいます。所要時間は、およそ2時間40分ほど。料金は片道6,800円です。松山駅についたら、路面電車に25分ほど乗って、道後温泉駅まで向かいましょう。路面電車は、およそ7分毎に運行しています。料金は150円です。

道後温泉までバス(夜行バス)でアクセスする方法

関東から道後温泉に向かうには、東京駅から乗りましょう。オレンジライナーに乗り、松山駅に向かいます。所要時間は約13時間30分です。料金は6,800円~13,100円ほどです。

関西から道後温泉に向かうには、大阪駅、京都駅、神戸三宮のいずれかから出発ましょう。目指すのは、松山駅です。大阪駅からは、オレンジライナーに乗って5時間40分。京都駅からは、京都エクスプレスに乗りましょう。約9時間50分かかります。神戸三宮からは、ハーバーライナーに乗って4時間20分ほどでつきます。出発地によって値段は変わりますが、大体5,000円~7,000円ほどです。

松山駅に着いたら、道後温泉駅まで路面電車で移動しましょう。

道後温泉まで飛行機でアクセスする方法

関東から飛行機で道後温泉を目指す場合は、羽田空港から乗りましょう。約75分で松山空港に着きます。

関西から飛行機で道後温泉に行くには、伊丹空港から出発しましょう。約50分で松山空港に着きます。

松山空港に着いたら、道後温泉行きのリムジンバスに乗りましょう。約40分で道後温泉に着きます。料金は450円です。リムジンバスは、1時間毎に運行しています。

道後温泉まで船(フェリー)でアクセスする方法

フェリーで道後温泉に行くには、松山観光港か三津浜港を目指しましょう。

松山観光港へは、呉港、広島から向かいます。所要時間は呉港だと1時間55分、広島だと2時間40分です。松山観光港へ着いたら、リムジンバスに乗りましょう。40分ほどで到着します。

三津浜港へは、山口県の柳井港から出発します。2時間30分で三津港に到着。三津港からは伊予鉄バスに乗って、松山市駅へ。料金は450円、所要時間はおよそ30分です。松山市駅からは、路面電車に乗って道後温泉に向かいましょう。

大阪南港や神戸港から新居浜港に行くこともできます。ただし、夜中に出発するところがほとんど。基本的に車で移動すると考えておきましょう。

道後温泉は、魅力がいっぱい!

道後温泉の魅力は「美人の湯」だけでなく、グルメや旅館も充実しています。歴史のある温泉街ですが、交通の便も良く、気軽に立ち寄ることができますよ。

ぜひ、大切な人と思い出を作りに行ってみてくださいね。

道後温泉の魅力をさらに詳しく知りたい方はこちら!