含よう素泉とは?効果効能や人気おすすめ温泉宿3選

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「含よう素泉」に含まれる “ヨウ素” は、うがい薬にも使われている殺菌効果の高い成分で、色も黒く、臭いまでそっくり! まるでうがい薬のような温泉です。今回は、そんな「含よう素泉」の効果効能や入浴の注意点とともに、おすすめの温泉入浴施設をご紹介します。

「含よう素泉」ってどんな泉質の温泉?

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「含よう素泉」という泉質をご存知ですか?

温泉の泉質は、温泉に含まれている化学成分の種類とその含有量別に決められており、環境省自然環境局が『鉱泉分析法指針』にて規定しています。この『鉱泉分析法指針』が、2014年7月に改定。「含よう素泉」は、そこで新たに追加された新しい泉質です!

温泉水1kg中に “よう化物イオン” を10mg以上含む泉質を「含よう素泉」といいます。

非火山性の温泉に多い「含よう素泉」。ヨウ素と聞いて思いつくのがヨードチンキなどのヨード液ですが、温泉の色も同様に茶褐色をしているのが特徴で、時間がたつと次第に黄色く変色します。

口に含むと独特の苦みがあり、色と同じく臭いもヨード独特の薬臭(理科の実験室に漂っているような薬品の香り)であることが多いです。

「含よう素泉」の効果効能や適応症について

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“温泉が体によい” とされる一般的な理由は、2つあります。

■温泉の一般適応症
1つ目は、体をあたためる作用、水圧・浮力、清浄作用など、私たちの体に物理的に働く効果。
2つ目は、精神的なリフレッシュ効果で、 “総合的生体調整作用” と呼ばれるもの。

一般適応症とは、あらゆる温泉が人にもたらす効果や効能のこと。これに加え「含よう素泉」では、その名のとおり “ヨウ素” の作用が期待できます。ヨウ素は、活性度の高い元素であり、強い酸化力をもち、殺菌作用を発揮! この殺菌作用を利用したヨードチンキなどの殺菌薬や消毒薬もつくられていますよね。

ヨウ素は体内にも存在し、大変重要な働きをしています。甲状腺ホルモンの主要な成分として全身の代謝を活性化させ、内臓の働きを促進。これにより新陳代謝を高め、皮膚や髪のターンオーバーを早めて美しく保ったり、コレステロールを下げて動脈硬化を予防します。

■「含よう素泉」の泉質別適応症
・高コレステロール血症(飲用)

「含よう素泉」は入浴時に得られる浴用の適応症はありません。飲用の適応症として、高コレステロール血症があります。「含よう素泉」のお湯を飲むことで高コレステロール血症を改善する効果効能が見込めるということです。

ただし、飲用に関しては保健所の許可が必要なので、許可が出ている温泉かどうか事前にきちんと調べてから飲用しましょう。

ヨウ素を多く含む “わかめや昆布が嫌い!” といった日ごろからヨウ素が不足している人にとって、疲労回復や健康増進だけでなく、脱毛や慢性皮膚炎の改善への効果も期待できるでしょう。

「含よう素泉」の禁忌症には何がある?

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「禁忌症」とは、たった一度の入浴であっても、体になんらかの悪影響が生じる危険性がある病気を指し、下記の3区分に分けられています。

1. どのような温泉でも禁忌となりうる「一般的禁忌症」
2. 泉質によって禁忌となりうる「泉質別禁忌症」
3. 含有成分によって禁忌となりうる「含有成分別禁忌症」

温泉の一般的禁忌症は、熱があるなど体調が悪い場合や、持病がある場合に該当します。この場合は事前に医師に相談し、入浴が可能か確認しましょう。

■「含よう素泉」の泉質別禁忌症
・甲状腺機能亢進症

「含よう素泉」の泉質別禁忌症は、「甲状腺機能亢進症」が該当します。甲状腺機能亢進症とは、バセドウ病に代表される甲状腺が過剰に働いてしまう病気です。

甲状腺機能亢進症の場合、ヨウ素の摂取は全身の過剰な代謝や激しい動悸を引き起こし、命にかかわる危険があるため、禁忌となります。ご注意ください。

ちなみに、妊婦さんのヨウ素過剰摂取も危険なので、入浴は避けましょう。また、ヨウ素がもつ強力な殺菌作用は刺激が強いため、赤ちゃんの入浴もおすすめしません。

「含よう素泉」おすすめ温泉施設3選

「含よう素泉」に分類される温泉施設を3軒ご紹介します。

その1:国内トップクラスのヨウ素含有「酒々井温泉 湯楽の里」

千葉県で「含よう素泉」があじわえる日帰り温泉入浴施設です。露天風呂では「含よう素泉」、大浴場では「人工炭酸泉」! そのほかにも、電気風呂やジェットバス・ロウリュウサウナなどの設備が整っています。ゆっくりと時間をかけておくつろぎください。

「酒々井温泉 湯楽の里」の施設情報

施設名 酒々井温泉 湯楽の里
住所 千葉県印旛郡酒々井町飯積1-1-1
電話番号 043-312-0026
URL http://www.yurakirari.com/yuranosato/tenpo/shisui.html

その2:オフィス街に湧出した癒やしの温泉「スパ大手町」

「スパ大手町」は、トレーニングルームやプール・温泉入浴設備などがひとつになった複合施設です。スパ大手町内にある温泉入浴設備は「大手町温泉」と名付けられ、「含よう素泉」のお湯を楽しむことができるとして人気を博しています。大都会の中心で癒やしのひとときをお過ごしください。

「スパ大手町」の施設情報

施設名 スパ大手町
住所 東京都千代田区大手町1-9-2
電話番号 03-6262-5188
URL http://spa-otemachi.jp

その3︰露天風呂と檜風呂でくつろぐ「東京天然温泉 古代の湯」

こちらの「含よう素泉」には、環境省が定めた基準値を大きく超えるヨウ素が含まれています。趣ある檜風呂と露天風呂で、濃度の高い天然の「含よう素泉」を満喫! 東京下町で嗜む天然温泉。お近くの方はぜひ足を運んでみてください。

「東京天然温泉 古代の湯」の施設情報

施設名 東京天然温泉 古代の湯
住所 東京都葛飾区奥戸4-2-1
電話番号 03-5654-2611
URL http://www.kodainoyu.jp

「含よう素泉」の黒いお湯を楽しもう!


「含よう素泉」は、簡単にいってしまえばヨードチンキのような湯です。ヨウ素の力で高い殺菌効果を発揮! また、飲用することで甲状腺ホルモンを刺激し、新陳代謝を高めてくれます。うがい薬と同じ成分ですが飲用できない温泉も多いため、「含よう素泉」でのうがいは注意書きをよく読んでからおこなってください。

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