飲む鳴子温泉でおなじみの「まつばら山荘」は日帰り入浴も最高だった【宮城県】

370あまりの源泉を有する東日本最大の温泉郷、鳴子温泉郷ですが、飲用できる源泉はごくわずか。

まつばら源泉を利用した「飲む鳴子温泉」は鳴子の名物となっています。飲用のイメージが強いですが、入浴してももちろん最高でした。

不思議とよく暖まるまろやかなお湯と、木造りのぬくもりにあふれた建物、そして湯上がりの温泉水

身体の中からも外からも健康になれる気がする、新鳴子温泉の「まつばら山荘」をご紹介します。

「単純泉」と侮るなかれ、とろとろ・ポカポカの名湯に感激

写真撮影は他の利用者がいない時に行ってください。

やや熱めのお湯でかけ湯して浸かってみると、やわらかな手触りがします。広い湯舟が気持ちよくて、全身の筋肉をほぐすようにウーンと伸びをしていると、いつの間にか額から汗が。

半身浴モードに切り替えても止まらず、冷水のシャワーを浴びてもなお身体の内側からポカポカと暖まる感じがします。

塩分や鉄分を含むわけではないのにこれだけの暖まりが得られて、とても驚きました。

上から混合泉(お風呂に引かれているお湯)、まつばら温泉、銘剣の湯

「まつばら山荘」のお湯は、ペットボトル詰めの温泉飲料「飲む鳴子温泉」にも使われている単純泉の「まつばら温泉」と、このあたり一帯の特徴でもある炭酸水素塩泉の「銘剣の湯」の2本が混合されています。

まつばら温泉の38℃あまりと、入浴するにはややぬるいですが、58℃の銘剣の湯と混ぜることで適温になるわけです。

混ぜると成分の基準から単純温泉に分類されていますが、成分が豊富なのは見てもわかります。ふわふわとした湯の華が漂っており、ほんのり甘みもありました*。「単純温泉」の奥深さをあらためて実感します。

湯舟が広いのに、ザバザバとお湯が注がれているおかげでどこに入っても暖かく、湯口の音を聞くだけでもななんだか嬉しくなってきます。シャワーにも温泉水が使われているので、とことん温泉を満喫できそうです。

* 湯舟に引かれているお湯は飲用できません。

木がふんだんに使われた浴場は天井が高くて心地よく、東北の夏の爽やかな風が入ってきました。

常連さんらしき親子連れが楽しそうに話しているのも、なんだかほっこりします。

やっぱり「飲む鳴子温泉」は美味しい

脱衣所に気になるポスターが。すっかり汗だくになったので「ふっかつのじゅもん」をすぐに唱えたくなります。

というわけで、早速ゲット。「飲む鳴子温泉」は通信販売も行っていますが、採水地で飲むのは格別です。

身体の外からも中からも、まつばら源泉の優しい温泉を取り込み、すっかり元気になりました。

鳴子温泉郷というと、硫化水素の強いお湯のイメージがあるかもしれませんが、まつばら源泉は非常にやさしいお湯です。弱アルカリ性の単純温泉で、胃酸の過剰分泌を和らげて胃腸の働きを整えてくれることなどが期待できます。

湯治場として長い歴史をもつ鳴子温泉郷。「飲む湯治」のアイデアに脱帽しました。

どこか懐かしく、アットホームな雰囲気のする「まつばら山荘」ですが、どこも掃除が行き届いていてとてもきれいです。大浴場は木を張り替えたばかりのようで木の香りも心地よく、最高の時間を過ごせました。

現在は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から宿泊営業を一時的に停止していますが、日帰り入浴は続けています。

宿泊料金もリーズナブルで、一日中あの素晴らしい温泉に入れるのですから、今度は泊まろう……と思って山荘を後にしました。

とれたての「飲む鳴子温泉」をお得なお値段で販売しています。まさに地産地消です。

車のアクセスが便利!「まつばら山荘」の詳細情報

「山荘」と名前はついていますが、車でのアクセスは手軽です。

鳴子温泉郷を通る国道47号線から1本北側へそれて、江合川に沿って走ると看板が見えてきます。

僕は東鳴子温泉の最寄駅「鳴子御殿湯駅」から歩いたところ、徒歩25分くらいで無理せず歩けました。川に沿って歩くのも風情があります。湯上がりの火照った身体をクールダウンさせてくれました。

飲んでもよし、浸かってもよしな新鳴子温泉「まつばら山荘」に、ぜひ足を運んでみてください。

「まつばら山荘」の詳細情報

施設名 「まつばら山荘」
住所 宮城県大崎市鳴子温泉字久田42 [Map]
電話番号 0229-84-7010
日帰り入浴の
営業時間
9時00分〜16時00分
利用料金 日帰り:大人500円
宿 泊:2食付8,500円(+税)~
※当面の間は宿泊を中止しています
アクセス 古川ICから国道47号線経由で約35分
JR陸羽東線「鳴子御殿湯駅」から徒歩約25分
URL https://www.matsubaragensen.com/

 

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