【今話題】ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法とは?効果効能ややり方についても

ヒートショックプロテインは、傷んだ細胞を修復してくれるタンパク質の一種。自己回復力や免疫力を高め、乳酸の発生を抑えてくれるというすごい物質なんです。そんなヒートショックプロテインを増加させることのできるHSP入浴法とその注意点についてご紹介していきます。

ヒートショックプロテインとは?


ヒートショックプロテイン(HSP)とは、傷んだ細胞を修復する作用のあるタンパク質のことです。「熱ショックたんぱく質」と呼ばれることもあります。細胞を修復するということは、増やすことで自己回復力を高めることができるということ。お肌の状態を良くすることにも一役かってくれるんです。

さらにヒートショックプロテイン(HSP)は、免疫細胞の働きを活発にしたり、疲労感の原因である乳酸の発生を抑制したりする作用をもった、身体にとってとても嬉しい物質。そんなヒートショックプロテイン(HSP)を増やす方法が近年注目されてきました。

ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法の期待される効果効能


上記でもご紹介した通り、ヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことで、自己回復力や免疫力を高め、さらに乳酸の発生を抑えてくれるので疲れにくい身体を手に入れることができます。

自己回復力が向上するとケガの治りが早くなるだけではなく、お肌の状態も良くなるのだとか。また、免疫力が高まれば病気に負けない身体をつくることも!特に、免疫細胞の一種であり、がん細胞を攻撃してくれるNK細胞も活性化してくれるため、ヒートショックプロテインを増加させることでガン予防になるともいわれているんです。

まさに、ヒートショックプロテイン(HSP)は健康や美容にとって高い効果を発揮する魔法のような物質なんですね。

ヒートショックプロテインを増やす!HSP入浴法


体内のヒートショックプロテインを増やす方法として注目されているのがHSP入浴法。そもそも、ヒートショックプロテインはストレスを与えることによって増えると言われています。具体的には、紫外線を浴びる、激しい運動をする、加圧する、低酸素状態をつくる、加熱するなどのストレスを身体に与えなければ増やすことはできません。

中でも、特に簡単にかつ日常生活の中で無理なく続けられるのが加熱するという方法。お風呂を利用して体温を上昇させることでヒートショックプロテインを増やすのがHSP入浴法です。

HSP入浴法は、一度やり方を覚えればとても簡単に実践できます。そのやり方は、40℃〜42℃の熱めのお湯にしっかりと肩まで20分間つかるだけ。それによって体温を38℃まで上げることができ、体をヒートショックプロテインを増加させやすい状態にします。

大切なのは、入浴時のお湯の温度や入浴時間ではなく、あくまで体温を上げること。できればお口の中で体温を測るタイプの体温計を用意し、こまめにチェックしながらHSP入浴法を試してみてください。HSP入浴法のやり方と注意点を以下にまとめてみました。

ヒートショックプロテイン(HSP入浴法)

1.入浴前に必ず水分補給をおこなう
2.こまめに体温を測りながら40℃〜42℃のお湯に20分ほどつかる
3.体温が38℃になったら湯船から上がる

HSP入浴法の注意点

・入浴前の水分補給を必ずおこなう
・長風呂は危険をともなう行為であるため、体に異変を感じたらすぐに中止する
・基礎体温が低い人は1.5℃程の体温上昇でも可(38℃まで上げるのが難しいため)

ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法は入浴以外でも


入浴後、すぐに体が冷めてしまわないよう保温をすることでHSP入浴法の効果を高めることができます。具体的には、厚着をしたり毛布にくるまったりしながら15分ほど過ごしてください。ヒートショックプロテインの増加を助け安定させることにつながるのです。

保温をして15分が経過したら、そのあとは保温状態を解除して自然と体を冷ましていきます。入浴後も体温が下がりすぎないように気をつけることで、より高いHSP入浴法の効果を得ることができます。

ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法の適切な期間は?


HSP入浴法を実践すれば、ヒートショックプロテインが活性化している状態が3〜4日続きます。つまり週に2度ほどHSP入浴法を実践していくことで、ヒートショックプロテインが増加しやい状態を常に保つことができるのです。HSP入浴法は、3〜4日に1度程のペースでおこなってください。

ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法の効果効能で健康維持


ヒートショックプロテインを増加させることのできるHSP入浴法は、美容や健康維持にとってとても有効な方法です。日々の生活に取り入れることで、美肌と病気に負けない体を手にいれてください!

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