大阪の食べ歩きスポットおすすめランキングTOP5!大阪市内で食い倒れ【2017年版】

お好み焼き

くいだおれの街、大阪。近年外国人観光客の増加に伴い観光スポットも整備されつつありますが、日本にありながら独特の雰囲気と歴史を備え、少し脇道に入るとディープな世界が垣間見えるのが魅力の一つです。そんなディープな世界を歩いていると、必ずどこからともなく小麦粉の生地やソースが焼ける匂いが漂ってきて、とってもそそられるんです。そこで今回は、大阪の雰囲気を味わいながら食べ歩きができるスポットをランキング形式でご紹介。おすすめのお店とともに、大阪らしさを感じられるスポットをお伝えします。

観光スポットとしての大阪

大阪の有名な観光スポットと言われて真っ先に思い浮かぶのが、大阪城、ユニバーサルスタジオジャパン、道頓堀などでしょう。こうしたスポットはすでに世界的にも有名になっており、道行く人の中にはたいてい外国人観光客が混じっています。大阪城と道頓堀のネオンサインに象徴されるように、歴史と近代的な様相が一緒に楽しめるのが魅力の一つです。

一方で梅田周辺がキタ、道頓堀・なんば・心斎橋周辺がミナミと呼ばれ、2大繁華街として有名であるように、繁華街がいくつもあるのも大きな魅力です。道頓堀はもちろん、新世界や鶴橋、京橋、十三など、数えきれないほど繁華街があります。実はこうした繁華街にはおいしいお店がたくさん集まっていて、食べ歩きに最適なんです。

くいだおれ大阪での食べ歩きはディープなスポットで!

ところで大阪は「くいだおれ」と称されますが、大阪でなくても美味しいものはいっぱいありますよね。一体なぜなのでしょうか。

よく聞く説は、「京の着倒れ大阪の食い倒れ」と言うように大阪は食に対して熱心で、あまりに食にお金を使うので財産を持ち崩して倒れるからというもの。他の説では、骨や皮など捨ててしまうような部分まで、食材を余すことなく食い倒すという意味から「くいだおれ」となったとも言われます。真相は分かりませんが、どちらにせよ大阪が食に対して並々ならぬ熱意を持っていることは間違いなさそうです。

そんな大阪は第二次世界大戦からの復興を経ており、今回ご紹介する繁華街の中にも戦後に作られた・作り直されたものが多々あります。観光スポットとして再開発されていない繁華街は、古くなりながらもその形を残してきました。建物や雰囲気に昭和の雰囲気が残るのはそのためでしょう。戦後の回復の中発展してきた大阪の繁華街と、そこで受け継がれてきた「くいだおれ」の食文化。いわゆる「ディープ感」の一端はそこから来るのだと思います。

せっかく食べ歩きをするのなら、こうしたディープスポットで挑戦してみたいですね。

大阪の食べ歩きスポットおすすめランキングTOP5

それでは、ここから大阪の食べ歩きスポットおすすめランキングをご紹介します。苦労した末ようやく5つに絞った、厳選したとっておきのスポットですので、大阪で食べ歩きを考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

大阪の食べ歩きスポット第1位 新世界「八重勝」

第1位として選んだのは、大阪で1、2を争うディープスポット・新世界にある串カツ屋「八重勝」です。新世界といえば近くに天王寺動物園や大阪市立美術館などがあり、観光スポットの中継地にもなっていますが、実は有名な食べ物のお店が多々集まっているだけでなく、街全体に古い建物が残っていて昭和の雰囲気があるので、食べ歩きをするにも最適なんです。

新世界で串カツといえば真っ先に挙がるのが、「元祖串カツ・だるま」。しかしここで紹介したいのは、大阪らしさを存分に味わえる「八重勝」です。

八重勝は、ジャンジャン横丁という新世界の中でも特に昭和の香りを残したアーケード街の中にあります。射的のお店や囲碁クラブの横を通り過ぎ、八重勝にやってきて真っ先に見えるのが行列です。訪れるときは時間に余裕をもって行きましょう。店内に入ると、カウンター形式になっていて串カツを揚げているのを目の前で見ることができます。

串カツは衣が主張しすぎず、かといってしっかりと油の味とサクサク感があって、中身の食材とマッチ。何本でも食べられそうです。もちろん、2度付けは禁止ですよ。テイクアウトもできるので、串カツを持って次のお店に向かいましょう。

店舗名 八重勝
住所 大阪府大阪市浪速区恵美須東3-4-13
電話番号 06-6643-6332
URL なし

大阪の食べ歩きスポット第2位 梅田「はなだこ」

阪急梅田周辺は、JR大阪駅に阪神梅田駅、地下鉄などさまざまな交通機関の要所が集まっており、まさしく大都市といった様相です。しかしそんな阪急梅田にも、ディープな雰囲気漂う一角が潜んでいます。

それが戦後すぐに開発された、新梅田食堂街です。阪急梅田から歩くこと約1分。一歩足を踏み入れると、急に別の世界に迷い込んだような錯覚を覚えます。数人しか入れないような小さな店が所狭しと、これまた狭くて天井の低い通路の両脇にびっしりと並んでいるんです。その数なんと100店舗以上。しかも店の全てが飲食店というのですから、食べ歩かずにいられるわけがありません。

そんな新梅田食堂街の一角にあり、圧倒的な人気を誇るのが、たこ焼き屋「はなだこ」です。屋台のような店構えで、テーブルや椅子は用意されておらず、基本的には立ち食い形式になっています。こちらも行列ができていることが多いですが、できたてアツアツのたこ焼きを食べることができますよ。

たこ焼きはふわふわとろとろの触感で、出汁の効いた味。他にも薄いせんべい二枚でたこ焼きを挟んだ「たこせん」、たこ焼きの上にこれでもかとネギが乗った「ねぎマヨ」など、いろいろなたこ焼きが選べます。

店舗名 はなだこ
住所 大阪府大阪市北区角田町9-26 大阪新梅田食道街 1F
電話番号 06-6361-7518
URL http://shinume.com/shop/%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%A0%E3%81%93/

大阪の食べ歩きスポット第3位 鶴橋「ロックヴィラ」

大阪環状線の駅の一つ、鶴橋駅。その駅周辺に広がっている商店街が、第3位にご紹介したい食べ歩きスポットです。現在の鶴橋の商店街のもととなったのは、第二次世界大戦後、疎開のため空き地となっていた鶴橋周辺に自然とできた闇市でした。このあたりは歴史的な経緯からもともと在日朝鮮人が多く住んでおり、現在では独特の雰囲気の残る街並みに韓国料理の店がずらりと並んでいて、異国情緒が感じられます。

そんな鶴橋で是非食べてもらいたいのが、喫茶店「ロックヴィラ」の名物、キムチサンドです。初めて聞いた方は思わず眉をひそめてしまうかもしれませんが、意外な組み合わせでも味は確か。パンの間にキムチ、卵、きゅうりが挟まっていて、食べてみると全く違和感がありません。むしろただの卵きゅうりサンドに、キムチの辛さと風味がアクセントとなって加わって味わい深くなっているんです。鶴橋に来たなら、一度は食べてもらいたい名物です。

鶴橋駅から徒歩10分のところに生野コリアンタウンがあり、いろいろなお店があるので、食べ歩きをする際はそちらまで足を延ばしてみるのもおすすめですよ。

店舗名 ロックヴィラ
住所 大阪府大阪市東成区東小橋3-17-23
電話番号 06-6975-0315
URL なし

大阪の食べ歩きスポット第4位 道頓堀「美津の」

言わずと知れた大阪屈指の観光スポット、道頓堀。グリコサインや心斎橋筋商店街など、観光客向けにかなり整備されているので、オーソドックスな大阪の雰囲気を味わうならもってこいの場所です。もちろんおいしいお店も集まっていて、最近では凝ったアイスクリームや綿あめのお店も人気ですよね。

そんな道頓堀からご紹介したいのがお好み焼き屋「美津の」です。こちらのお店は、ミシュランガイドで安くておいしいお店に与えられるビブグルマンという称号を得ており、コストパフォーマンスが高いのは間違いありません。中でもおすすめは「山芋焼」というメニュー。100%山芋の生地に貝柱や豚バラ、牡蠣などバラエティ豊かな具が詰まっています。生地が山芋なのでお好み焼きとは思えないほどふわふわとろとろしていて、甘いソースと相性ばっちりですよ。

店舗名 美津の
住所 大阪府大阪市中央区道頓堀1-4-15
電話番号 06-6212-6360
URL http://www.mizuno-osaka.com/

大阪の食べ歩きスポット第5位 十三「喜八州総本舗」

大阪駅周辺繁華街はキタと呼びますが、そこからさらに北にも魅力的なディープスポットがあります。それは、梅田駅から阪急に乗ると必ず通る十三駅周辺の繁華街です。周辺にこれといった観光スポットがないのは残念ですが、いくつもの商店街が集まっていて、格好の食べ歩きスポットになっているんです。

そんな十三でご紹介したいのが、「喜八州総本店」のみたらしだんごです。こちらのだんごの特徴は、だんご一粒一粒が指先くらい小さく、俵型になっているということ。これによってみたらしのタレが絡みやすくなり、焼き目が付きやすくなっています。注文してから団子を焼くので、香ばしさが食欲をそそりますよ。一粒一粒が小さいおかげで何本でも食べられそうです。喜八州総本店では、他にもきんつばや酒饅頭を売っています。

店舗名 喜八州総本店
住所 大阪府大阪市淀川区十三本町1-4-2
電話番号 06-6301-0001
URL http://www.kiyasu.jp/index.html

食べ歩きで大阪を知る

大阪の食べ歩きスポットをランキング形式でご紹介してきました。食べ歩きに最適なスポットは、昭和の香りを感じる場所や、異国情緒のある場所など、大阪の中でも「ディープな」場所が多くなっています。大阪の歴史と食文化が交差する街で、食べ歩きを楽しみながら独特の雰囲気を味わってみてくださいね。

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