皮膚病を治すためにお湯だけを開放している貴重な施設
なにせ、看板をはずしてしまったので、カーナビをつかってても場所が分からず、近所で立ち話をしている人に屋号で聞いても分からず、「皮膚病の温泉」と聞いてよう...もっと見る
なにせ、看板をはずしてしまったので、カーナビをつかってても場所が分からず、近所で立ち話をしている人に屋号で聞いても分からず、「皮膚病の温泉」と聞いてようやく隣の家とわかたような次第です。
建物の前には、以前宿泊施設だったのか一棟の倒れ掛かった家と、ボイラー用の薪の山があり、ようやくその場所と確信ました。
ぐるっと庭を回り、普通の家の玄関を開けて用向きを伝え、600円を払って直接お風呂に入ると、先客が一生懸命お湯をかき混ぜ、冷ましている最中でした。
お風呂は薪ボイラーなので、温度調節が出来ず、薪をもやしっぱなしで、入る時に源泉を入れて冷ましながら入浴するとか、又、源泉を使いすぎると枯れてしまうので、熱いからと言って、お湯を浴槽から流てしまうともったいないので、汲み取ったお湯は、洗い場の床に大きな洗い桶に溜めていました。
浴槽は、男女別にあったようなのですが、現在は狭いほうの浴槽で、1人しかは入れず、先客と交互にお湯をかき混ぜながら入ります。
先客とここのお湯の効き目の話になり、ここの殆どのお客がなんらかの皮膚病をもっており、残り1%が私のような温泉マニアとのこと、最近では、夏場には、アトピーの子供が来て、落ち着いて入っていられないとの事です。
熱いお湯を冷ましながらの入浴になってしまうのですが、同じ温度でも、病気のひどい時には、熱いお湯でも平気で入って居られるのですが、同じ温度でも治ってくると熱く感じるそうです。
皮膚病を治すためにお湯だけを開放している貴重な施設です。 間違っても、皮膚病以外の人が遊びに行く所ではありません。
それだけ信頼と実績の証で続いているのです。